2018年

2018.09.10

高山市でユニバーサルデザインフィールドワークの市民公開型成果報告会を実施

9月5日に,ユニバーサルデザイン研究室の学部3年生,4年生,修士課程の大学院生が,合同で高山市の市議会議員,職員,市民に対しユニバーサルデザインの視座に基づくまちづくりの改善案を発表しました。これは,市民公開型のフィールドワーク成果発表会で,事前に高山市の広報紙等でも告知がされていたイベントです。昨年度に続いて第2回目の研究成果の発表会となりました。

 

学生諸君は9月3日と4日の2日間,台風の風雨の影響も多少受けながら高山市街地のフィールドワークに励みました。風雨の中だから見えてくることもあり,風雨をしのげる設備の拡充や貸し傘システムに関するアイディアなど,様々な検討を行いました。発表前日の夜は遅くまで宿での議論がなされました。まさに「フィールドワークに無駄は無し」を体現したような合宿となりました。

 

学生諸君は,高山市在住の武蔵工業大学のOBをはじめ多くの有益なコメントを頂戴し,活きた現場での勉強が出来ました。ユニバーサルデザイン研究室の西山敏樹准教授は高山市の「誰にもやさしいまちづくり推進協議会」の会長をしており,学生諸君の成果も設計基準の見直しに役立てていくということです。

 

なお今回の市民公開型成果報告会は,都市生活学部と包括連携協定を締結している一般財団法人飛騨高山大学連携センターとの協調のもとで開催され,目白大学人間学部子ども学科の西山里利研究室(小児保健)との協働で開催されたものです。西山敏樹准教授は,上記の包括連携協定のもと9月15日に開催となる「高校生が知りたい!聞きたい!大学フェア in 飛騨高山」でも「未来都市での福祉のまちづくり」にかんする模擬講義を行うことになっております。飛騨地域を中心として中部エリアの多くの皆様のご来場をお待ちしております。

 

高校生が知りたい!聞きたい!大学フェア in 飛騨高山 

http://www.city.takayama.lg.jp/events/1000045/1010171.html