2020年
2020.11.07
学生による研究室紹介1(マーケティング研究室)
都市生活学部には19の研究室があります。3年生から各研究室に配属になります。各研究室配属の学生の目線から研究室を紹介してもらいます。第1回は「マーケティング研究室」です。
■研究室の概要 ~マーケティング・ブランディング・広報・PRの研究
本研究室では都市に住まう人の意見を調査し、社会情勢などから意見に応えるための企画を考案、それらを伝えるために必要なマーケティング・ブランディング・広報・PRについて学ぶ研究室です。
都市ついて学ぶとは建物の設計や建設を行うだけではありません。社会で生きる人の生活を豊かにすること、「都市ブランド」を向上させることも重要です。本研究室では「実社会との繋がり」を重視し、企業の方が提供している商品やサービスを用いて、人の生活を豊かにするための企画を考案する活動に取り組んでいます。また企業のみならず、厚生労働省など行政機関にも提案を行っています。
指導教員である北見先生は株式会社電通パブリックリレーションズでの実務経験を積み、多くの教育、学術、マーケティングに関する賞を受賞されています。生徒の自主性を尊重することはもちろん、研究活動では企業の方や研究員の発言の内容を深掘りするために「質問力」を促進するよう指導されます。そのため質問することで理解を深め、質問された側も自分の考えが相手にどのように伝わったのかが分かるので、両者にとって意義のある時間が生まれます。
■研究室の取り組み ~「実社会との繋がり」を重視したプロジェクト
2020年度、研究室活動では「厚生労働省プロジェクト~薬物乱用防止啓発に資する広報活動~」、「浜松町エリア:ブランド価値向上プロジェクト」、「地方創生政策☆アイデアコンテスト」などの実践的なプロジェクトに取り組みました。コロナ渦のため例年の実地調査は行えませんでした。しかし、インターネットによるアンケートや調査団体の調査結果を参考に分析を行い、激変した社会でも行える企画を考案するため学生達は奮闘しました。
厚生労働省の薬物乱用防止啓発プロジェクトに関しては、本大学において違法薬物に関する授業は基本的に無いため、学生は研究を通して違法薬物が流通してしまう社会情勢と違法薬物に手を出してしまう人の悩みや苦しみについて知り、解決の活路を見いだすために誠意努力することができました。「実社会との繋がり」を重視した研究室の活動は、社会のことをよく知り、まだ知らぬ社会に触れる機会を得るという価値もあります。
マーケティング研究室(北見研究室)ホームページ URL http://kitamilab.tokyo/
厚生労働省担当者に実際に企画をプレゼンテーション