2020年
2020.02.18
おもてなしユニバーサルデザインの研究成果を渋谷区で発表
ユニバーサルデザイン研究室(西山敏樹准教授)は、2019年度の1年間、渋谷区の店舗を対象に接遇方法のユニバーサルデザインの研究を進めてきました。学部3年生のプロジェクト演習の一環で実施したものです。渋谷区のコーディネートの下で、渋谷区に所縁のある青山学院大学、國學院大学、実践女子大学、聖心女子大学及び東京都市大学の5大学が分担してフィールド調査を行ってきました。2月18日の渋谷区バリアフリー推進協議会で、5大学が店舗の種類別に改善策を報告いたしました。
この5大学事業では、おもてなしユニバーサルデザインを進める店舗を示すためのステッカーも作成し、波及を目指しております。
ユニバーサルデザイン研究室では、ラーメン屋、バー、宝石店の改善方策を研究し提案しました。海外観光客を対象に、宗教上の特性や言語特性、価値観も違い等を考慮したデジタルラーメンメニュー表「RAMENGRAM」の試作、評価の結果等を披露し、好評を得ました。都市生活学部らしく、マーケティングリサーチを進めて、都市生活者の視座で問題点を明らかにし、改善策を試作評価する文理融合型研究を
進めました。今後も同研究室ではこうした調査を進め、おもてなしのユニバーサルデザインのあり方を追究する方向です。