2018年
2018.02.27
都市プランニング研究室の学生らが「自由が丘」の将来像を提案
2018年2月19日(月)、都市プランニング研究室(指導教員:末繁雄一講師)の学生(3グループ)らが、「自由が丘の将来像のマスタープランニング」を課題に、地域住民や企業・官公庁関係者、学生など約60名の参加者を前に、具体案を発表しました。
この取り組みは、株式会社ジェイ・スピリットの主催で2016年度からはじまり、今回で3回目を迎えました。学生が自由が丘地区におけるフィールドワークを通して得た活性化への道筋を企画立案し、提案しました。同地区が抱える課題に対して、学生の視点や感性を活かして、新しいアイデアで地域全体を元気にすることを狙いに実施されました。
当日は、株式会社ジェイ・スピリット渡辺靖和会長より「現在、街づくりについての将来像を模索している中で、今後の自由が丘の在り方などを含め、本日の発表会を聞かせていただき参考にしたいと思います」との挨拶ではじまり、次いで本学・末繁講師より「自由が丘という街は、学びのフィールドワークを行うにあたっては最適な場所であります。本日は、まちづくりを学ぶ3年生13名が、フィールドワークをもとに課題抽出し、街並み・駅空間・ライフスタイルなどにスポットを当て、それに伴う同地区のあるべき将来像の成果を発表させていただきます」と開会の挨拶がありました。
第1部の発表会では、フィールド調査を基に「LINK(駅及び駅前広場の再整備による回遊性向上の提案」、「La Cour de Machi tsu Cour(街ブランドを踏まえた南仏の都市構造の導入」、「自由が丘+が丘ワーカー(未来のライフスタイルを踏まえた「働く街」への変貌)」をテーマに、同地区がより魅力的となる将来像を自由な発想で提案し、会場からは多くの質問があり、発表者との間で活発な議論が展開されました。
また、本発表会は、同じ課題に取り組む東大まちづくり大学院の学生たちとの合同で行われ、第2部では、同大学院の社会人学生(4グループ)らが、「2030年代の自由が丘」をテーマに発表しました。
本学では、今後もこのような地域貢献活動に積極的に取り組んでいき、地域の課題解決のためにさまざまな活動を展開して参ります。